『変身』
- 2008/07/04(金) 23:56:34
ケーブル
TVで『変身』を観た。
原作:東野 圭吾

≪ストーリー≫
成瀬純一(玉木 宏)は、画材店で働く恵(蒼井 優)と知り合い親しくなっていく。
純一は恵と一緒に住む部屋を探すため不動産屋にいた。そこに拳銃を振りかざし金を要求する男が・・・とっさに小さな女の子をかばった純一の頭部に銃弾が撃たれた。
ある病院の特別室で、長い昏睡から目覚める。
どうして自分はここにいるのか?何があったのか?詳しい説明をしてくれない担当医師の堂元(北村和夫)に不信感を覚える。
ある夜解析室で、低温保存庫の中に人間の脳と思われる標本を2つ発見する。そのひとつには「JN」と記されていた。純一のイニシャル。
彼は、世界初の脳移植手術で損傷を受けた部分に他人の脳片を移植されていた事を知る。
退院間近となり、面会に恵が訪ねてくる。以前とは食べ物の好みが一変し、描く絵のスタイルも変化する。
だんだん自分の中に別の人が存在することに気づくが変わっていく自分を止めることは、彼の力ではできないことに苛立つ。
退院後は、愛する恵の天真爛漫さにいらつきを抑えきれなくなる。
純一の耳に、純一の記憶ではないピアノの音が聞こえてくる。
一体誰の記憶か? 自分の脳には誰の脳が移植されたのだろう?
その脳が自分を乗っ取ろうとしているのだろうか?
いずれ元の自分は消えてしまうのだろうか?
苦悩を深める純一が偶然出会った女性は、強盗犯の京極瞬介の双子の妹(釈 由美子)だった。
強盗事件の発端になった彼らの生い立ちと恨みを彼女は純一に語る。
そして彼女は、純一に赤いおもちゃのピアノを差し出す。
純一が脳移植されたのは強盗犯の京極の脳片だったことを知るが、そこから彼の葛藤が始まる。
最後には、病院で自ら命を絶つ。
≪感想≫
愛していた人を愛せず、自分の体の中から自分が消えていくという恐怖と闘う。
そんな彼をただひたすら愛する恵・・・
もしも自分がそうだったらと自分に置き換えてみたら、たぶん純一と同じことをしたんじゃないかと思うような結末だった。
東野 圭吾らしいミステリアスな作品だと思う。
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